「食品ロス」について学ぶ!

パルシステムの講座「ほんもの実感!家庭の食品ロスを見る」に参加してきました。

 

"食品ロス"とは

まだ食べられるのに捨てられる食料

のことです。

 

1960年以降、ひたすら経済成長を目指してきた日本社会。規模や利益で「豊かさ」をはかり、経済効率を最優先とする価値観は、食や農の生産現場にまで広がってきました。

食料といのちを育む、農業や農村の役割を軽視し 、大量生産・大量消費を基盤とした経済成長を優先することで得た日本の「豊かさ」。その結果生み出したのが大量廃棄です!

その「豊かさ」の拡大と共に、日本の農林水産省は衰退、いまや食料自給率は先進国でも最低の39%。

 

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世界で生産される穀物のうち、直接食用とされるのは半数以下。3割以上が畜産や養殖魚の飼料、2割が食品添加物である加工澱粉や甘味料やバイオ燃料として消費される。

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利用もされず廃棄される食料

世界生産される食料の1/3、およそ年間13億tは食べられずに廃棄。

サハラ以南アフリカの全食料生産(2億3000万t)とほぼ同量の食料(2億2200t)が、先進国の消費者により、食べられるのに(賞味期限切れや食べ残しなどによる食品ロス)捨てられている。

 

「今日何を食べるのか」お金さえあれば、時間も季節も問わずに豊かな選択ができる現代の日本。

食料自給率が4割を切る中、毎年5600万tの食糧を輸入しながら1700万tを廃棄。このうちの食べられるのに捨てられる500〜800万tの食糧は、日本の米の収穫量にも迫る勢いに。

飢餓で苦しむ世界の約10億人食糧援助量390万tをはるかに上回ります。

 

日本は豊かがゆえに、大量にあふれる食料が常習で当たり前になってきてるのでしょう。これは私自身が子育てをしながらも感じる事でもあります。豊かなくらししか知らない子供達に世界の貧困、飢餓の問題をいくら言ってもピンっとこないとは思いますが、

やはり、世界の現状について、伝えていくこと‼️は必要なことです。

 

*日本人が「食」に対して大切にしてきた価値が崩壊しつつあるのでは。

       • 四季折々の旬を楽しむ「和食」文化。

       • 「もったいない」の言葉に込められた食    

           材への感謝の念。

「食の生産」現場や自らの手による「食づくり」が身近な「くらし」から離れてしまっている現状。

 

「食べる」ことは、「いきる」こと。 

                                      (辰巳芳子先生)

味わう人を想い、手をかける「食」

食べる人の顔を思い浮かべてつくる食品に、うそやごまかしを加えたり、ましてや体の害になるものを入れる人はいない…。

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万人に不可欠なら「食」が経済活動の一部に

経済活動の中における「食」は、他の消費財と同様に流通経路から販売戦略に至るまで、ひとつの「商品」として扱われ、最大利潤の追求が、その生産の目的となった結果。

大量生産 • 大量消費 • 大量廃棄 を生み出す!!

 

 *このように現状を変えていけるのは

                 消費者1人ひとりの力

食品ロスを削減するためには。

1.消費者と生産者の距離を縮める。消費者は生産者のことを考えて消費する。

消費者のレベルアップ!

2.暮らし方、食べ方、購入の仕方をかえる。

必要なものをムダなく購入し、使い切る。

保存食、食材の使い切り術。

3.家庭に届くまえの廃棄をへらす。食べられるのに捨てられる物を食卓に登場。

 

パルシステムが台所から「もったいない」を出さないくらしを提案。

つくる責任つかう責任

・買い物は、パルシステムで週に1回、計画的に。

・野菜もムダなく使い切り!

ふだんは捨ててしまう、大根の葉やキャベツの外葉に芯…。実は栄養なあるこれらの部位をおいしく調理できるレシピを提案。野菜の種類や性質にあった、適切な保存術なども紹介し、生産者が心を込めて作った、食材を使い切ります。

・季節を楽しむ手作り保存食の提案も引き続き!

季節の手作り保存食は、四季の食材を楽しむだけでなく、旬の恵みを長期間いただく、昔ながらの日本人の知恵食材を大切に扱ってきた、日本人の「もったいない」の心を大切にした提案を進めていきます。

 

長くなってしまいましたので、2回に分けてブログに投稿しようと思います。

次回は実際にパルシステムが取り組んでいる

「もったいないプロジェクト」について、まとめていくつもりです。。。